建物共用部分の使用方法とトラブルへの対処方法
2024.06.16
賃貸管理
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こんにちは。Kです。
本日は賃貸物件の共用部分のお話、管理業務を行っていて感じたことや、私自身が学生から今まで何度かお引越しをしてみて経験したお話をさせて頂こうと思います。
【目次】
共用部分の使用方法とトラブル
今回の記事を書くにあたって、
・共用部便利な設備、施設
・家主、建物管理会社手配
・入居者のマナー、ルール、トラブル
といった要素を念頭に置いて書いていきたいと思います。
1.共用部設備、施設について
共用部分は、賃貸契約をしているお部屋以外の部分、住人が共有するスペースとなります。
・オートロック・エントランス・集合ポスト・宅配ボックス・エレベーター・共用階段
・駐車場・駐輪場・バイク置場・防犯カメラ・マンション専用ゴミ捨て場(ダストボックス)
(タワーマンションには、コンシェルジュ、ライブラリースペース、集会所、フィットネスなど共用も充実)
そして、それぞれのお部屋についているバルコニー!
こちらも共用部分に該当します😲
※宅配ボックス
・外出中に荷物が受け取れ、対面で荷物の受け取りもしなくて良い
・宅配クリーニングサービスも利用可能
※敷地内ゴミ捨て場
・早朝に集積所まで出しに行かなくて良い
・当番制で集積所の清掃をしなくて良い
・24時間対応(管理人や清掃員が対応)の敷地内ゴミ捨て場だと分別して出すことで収集時間を気にしなくて良い
※ペット飼育可物件にあると便利
ペット足洗場、ペット用トイレ、エレベーター内にペットボタン🐶
・散歩後の足洗場や、糞尿の処理等
・エレベーター内に『ペットが乗ってます。』のボタンは、ペット同士や苦手な方の鉢合わせを避ける効果有
一部は、扉が開いている時間が伸びたり、開閉速度を遅くしたりする機種もあるようです。
それぞれ有ると便利!一度設備として有る物件に住むと次の引越しでも欲しい設備だなと思います♪
2.共用部分のメンテナンス、清掃業務
分譲マンションの場合、修繕積立金から支出し、賃貸マンションの場合は、管理費、共益費(実際は全体の家賃から支出)家主手配にてメンテナンス、定期清掃、巡回清掃を行います。
植栽の剪定など入居者が気持ちよく生活していく為に景観的維持も意識する必要があります。
週回ペースなのか、月回ペースなのか訪問回数が増えれば人が動き、人件費が掛かる事なので、物件維持にも費用が発生します。
消防点検、法定点検と義務化されている業務(必ず行わなくてはいけない業務)も多数あり、所有者や大家さんには出費となる部分も多くなります。
オートロックなどのセキュリティ面の故障がないか、雨漏りや漏水がおきていないか、突発的な故障や不具合も放置することなく早急な対応が必要です。
3.共用部での入居者のルール、マナー
共用部、その名の通り居住者が共有して利用するスペースとなるので、個人プレー(身勝手な行動)はトラブルにつながります。
・宅配ボックス・・・長期間荷物を取り出さず、トランクルームのように使用してしまう
・ゴミ出し・・・分別をせずにそのまま捨てる、ゴミ袋から液体漏れ、粗大ごみを放置する
・駐輪場・・・駐輪スペースに並べず共用部に適当に放置
・ペット飼育物件・・・ペットを抱きかかえずに共用部を走らせる、散歩後の糞尿の始末が出来ない
・エレベーター・・・ペット同士のバッティングで吠える(吠えを止めない)、子供がエレベーター内で遊ぶ
・共用廊下、バルコニー・・・私物やゴミ袋を放置する。煙草を吸う
便利な設備だからこそ、共有空間であることに意識をもってルールを守って生活して頂きたいですね。
様々なトラブルや故障が起きると、その都度に管理会社や家主様(人)が動くことになります。
維持費が掛かれば、賃貸物件の家賃(管理費、共益費)の値上げをせざる負えない。という事になります。
共用部で入居者間での挨拶や、管理人さんへの挨拶や一言お礼ができる方が多く住んでいる物件は共用部も綺麗に保たれるイメージがあります。
自身のお部屋だけでなく、共有スペースもお互いを思いやり気持ちよく利用頂ければなと思います。
ちなみに、私が住んでいるマンションですが、1階部分が一部、雨漏り!?漏水!?疑惑の箇所があり、先日建物管理会社の担当さんと、物件の理事長さんが現地調査をしておりました。
挨拶と合わせて「早めに直しますね」という一声で対応してもらえそうだな。
と一安心です。
弊社も共用部の不具合、疑惑は早めに現調し、早期解決を目指します☺
賃貸管理会社代表の一句
「共用を 無償サービスと 勘違い 雑に使うと 負担上昇」
以前購入して住んでいたマンションで理事を務めておりました。
その際、初年度に突然臨時総会を開催し、『共用部分についての考え方と資産価値』についてセミナーを行ったことがあります。
共用部についても持分があり、
・ルールやマナーを持って使用すること
・破損や汚損には気を付けること
・住人同士が気持ちよく挨拶をすること
などで資産価値は上昇していくが、逆に守られない場合は資産価値が減ることを皆さんに理解してもらいました。
参加されたほか住人の方にとっては目からうろこのようなことだったと大変好評をいただいたのを覚えています。
分譲にせよ、賃貸にせよ、共用部の扱い方には十分に気を付けていかないと、いずれ自分の首を絞めることになるかもしれないことを理解した方がいいですね。
弊社では社員全員が宅地建物取引士の有資格者です。
また、不動産コンサルティングマスターや、賃貸不動産経営管理士、賃貸住宅メンテナンス主任者、住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナーなどの有資格者が賃貸・売買問わず、お部屋探し・賃貸管理のお手伝いをさせていただきます。
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